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最終回

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こんにちは、山田です。
本日、OTONARIドキュメンタリーブログ最終回です。
まずこの場をお借りして、取材にご協力いただいた皆様、編集・出版に携わって下さった皆様、鹿野校長、そしてOTONARIを読んで下さった皆様、厚く御礼申し上げます。
本当に、本当にありがとうございました。

私たちは去年の10月から半年間かけ、実践を通して音楽ジャーナリストになるための知識を学んできました。
校長は常々「『音楽ライター』だけではなく『音楽ジャーナリスト』を育てたい」とおっしゃっていましたが、両者の違いは一体なんなのでしょうか?
全ての講義を終えた今、考えてみました。

誤解を恐れずに言えば、ライターは受動的、ジャーナリストは能動的な部分が多いのかなと思います。
ジャーナリストの書く文章は切り込みが鋭く、説得力もあるけど、同様にトゲもあり少しハラハラさせられます。
でもこれは愛をもって臨んでいるからなんです。
(決してライターは愛が足りないと言っているのではなく、ジャーナリストの批評の裏にも愛があることを伝えたいだけです。)
実際に執筆を体験してみて、知識を得たり考えたりする時間も含めてかなり膨大な時間を費やしましたし、
心をすり減らすこともしばしばでした。
それでもここまでエネルギーを注ぎ込めたのは、やっぱり音楽が好きだから。
説得力を持たせるために音楽以外の知識もたくさん身につけましたし、
受け手の立場になってこの文を読んでどう捉えるかを考えたりもしました。
それくらい、私達が音楽が好きだということを伝えたかったのです。
そして、「音楽と震災」、「音楽と仕事」、「音楽と地域」、「音楽と趣味」など、音楽プラスαの企画を多く盛り込んでいるのも、自分たちだけでなくOTONARIを読んでくださった方にもさらに音楽を好きになってもらいたいと考えたからです。
音楽は、音楽だけでは語れない。そう感じました。

私達12人は、OTONARIを作り上げたことによって、ジャーナリストとしての第一歩を踏み出しました。
精一杯すぎて、至らない部分もありましたが、注いだ愛と熱量は誰にも負けませんし、
胸を張って「これは私たちの作品です」と言えます。
そして、これからもジャーナリストとしての活動を続けていく者もいることでしょう。私もその一人です。
今回の経験を基盤にもっともっと向上していきますので、今後も見守っていただければと思います。

そしてようやく兄弟誌のyajirushiも校了を終え、予定通り4月25日に発売日を迎えられそうです。
こちらも、OTONARIとまた違った題材を新しい視点で取り上げているとのことで、非常に楽しみです。
詳しい内容は私もまだ知らないので発売日が待ち遠しい!!
お近くの書店やCDショップへお立ち寄りの際は、ぜひお手にとってご覧くださいね。

これで音小屋4期も一段落……ですがすでに新しい音小屋が動き出しています!
6月、音小屋5期と音小屋札幌が開講することが決定しました!
OTONARIを読んで音小屋に興味を持ってくださった方もいらっしゃるようで、嬉しいことです。
今回は雑誌刊行やフェス開催の実践編ではありませんが、今回の経験を踏まえたまた新しい講義になると思います。
音楽が好きな方はもちろん、メディアに興味を持っている方やフェスを楽しむことが好きな方にも聴いて欲しいです。
音楽以外の部分で学ぶこともたくさんありました。
新しい仲間と音楽について語り合えるのを楽しみにしています。
OTONARIに関われてよかった。
音小屋と出会えてよかった。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今後も、OTONARIやこのブログに対するご意見・ご感想をお待ちしております。
ハッシュタグ「#OTONARI」をつけてツイートしてくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

OTONARI編集
山田友佳里


音楽専門誌 『OTONARI』音楽専門誌 『OTONARI』
MUSICA2013年5月号増刊
平成25年3月28日発売
定価550円(本体524円)
発行=株式会社FACT

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